TOSHIHIKO NAKADE中出敏彦
2011 MASTER120
弦長:650mm
弦高:3.5-3mm（12F上6-1弦）
ナット幅:52mm



★氏のフラッグシップモデル
ナンバー50までの中堅機と一線を画す別次元の仕上がりで、その佇まいは気品と威圧感を兼ね備えています。またバッグ材のハカランダは禍々しいまでに存在感を放つ極上材が選定されています。写真でご確認ください。


★ブラインドコンテスト
中出敏彦さんといえば語り草になっているのがブラインドコンテストです。
つまり誰のギターか解らないようにして、審査員が良い音と感じたギターに票を投じるという、正真正銘音の良さを見極めるためのテストです。

それは2度実施され、弾く順番も変えて行われたのですが、数ある世界的有名なクラシックギターメーカーや国産の人気ナンバーワンのギターなどを抑えて、中出敏彦氏のギターが　2度とも最優秀ギターに選ばれたというものです。



★中堅器との比較
氏の作品は10本ほど所有してきましたがフラッグシップモデルは初めてです。
氏特有の倍音多めの甘くシルクのベールを纏った様な音色から、本作は透明感のある洗練された中高音とズシンの腹にまで響く張りのある低音を備えています。まだまだ弾き込まれていない状態ですが凄まじいポテンシャルが感じ取れます。


★その他
フレットはrがついて非常に弾きやすく、繊細な細かいタッチから強くアポヤンド等押し込むタッチまで余裕を持って鳴らしてくれる器の大きさがあります。

まだぜんぜん弾き込まれていないので、これからもっと凄く鳴るギターになると思います。

氏は既に現役から引退してますので、今後これほどの作品を手にできる機会は非常に稀です。
まるでクリスタルの様に煌めく至極のサウンド。ぜひご自身で実感してください。

輸送用のケースに入れてお送りします。